痛み止めの功罪
足裏の痛みでご来院のMさん。
去年の終わり頃に踵が突然痛くなり、
近くの病院で注射をうってもらい症状は改善。
それから、今年の春頃にも痛みが発症。
今度は注射があまり効かず、強めの飲み薬で対応。
しばらくすると痛みが治まった。
それから、8月末に再度かかとが痛くなり、
注射をうつことで余計に痛みが強くなった。
飲み薬も効かない状態。
痛みは警報装置のようなもの
クライアントさんには、
いつもお話するのですが、
例えば火事になった時、火災報知器がなります。
体の痛みというのは、この報知器が鳴っているのと同じ現象なんです。
火事を知らせてくれているわけなんです。
痛み止めを飲んだり、
患部を押したりするような痛み止めの施術をうけると
痛みが楽になったり、減ったりします。
これは、火災報知機をオフにしたにすぎないんです。
火は消えていない。
だから、時間が経つと、また痛みがでてきて、
今度は、簡単に取れない痛みになっている。
つまり、体の中で、
知らない間に火が燃え広がっていたということになります。
痛み止めは、応急措置と考えて、
本来の火を消すための治療が必要なんですね。