1回目の施術がおわったあなたへ

こんにちは。
整体師の稲村です。
初回の施術はいかがでしたでしょうか。
とても不思議に感じられたかと思います。

当院の施術は外部からの刺激はほとんどない
体を内側から整える整体法になっております。

施術後によくいただくご質問をまとめてみました。
ご参考になれば幸いです。

股関節の整体院

施術後の数日間の体の変化について

初回の施術直後、
一般的には8割程度の方は一旦痛みがゼロの状態になります。
慢性の股関節症の原因は、
シンプルに言えば心理的、物理的ストレスの蓄積です。

これらは海の上に浮かぶ氷山のように何層にも重なっています。
そして、
海面から出ている部分だけが症状として感じられる状態になっています。
初回の施術で痛みがすべてなくなったかたは、
表面の氷山の部分がなくなっている状態だとイメージしていただければと思います。


しかし、原因が海面よりも下にまだ残っている場合は、
少し時間がたつと、残っている層が表面にでてくることによって、
症状があらわれてくることがあります。

「ぶり返した」と思う方もおられますが、
これは本来海面より下にあるものが上にでてきているだけで
一旦とったものはぶりかえすことはありません。
(そのため痛む場所や症状がどんどん変わっていくケースもあります)

この残っている氷山をすべてとりきった状態が、
整体という見方で見た健康という状態になり、
大半の方は症状は消失します。
(心理的に強いストレスを抱えている場合や患部への強い刺激などで自律神経が過緊張状態の場合は症状がとれないケースもまれにあります)

施術後、治す力を取り戻した体が一週間ぐらいの間、
懸命にはたらきますので、その間は症状が出たり引いたり、
違う部分ででたりと変化することがありますが
回復の過程なのであまり気にしないで次回まで過ごしていただければと思います。

変形性股関節症の原因

足を触っているだけなのになぜ痛みがとれていくのですか?

一番よくいただくご質問なのですが、
当院の施術は一般的な整体のように直接筋肉や骨を押したりはしません。
怪我ではない関節痛というのは、
五臓六腑や経絡というシステムの障害です。

身近な例えで言えば、
腰痛や肩こりは、自転車のパンクのような故障ではなく、
パソコンのシステムの不具合に似ています。

そのため、
叩いたり押したりすればよくなるというものではありません。

足首から触診で体の内側の情報を読み取ることと、
5グラムのわずかな圧力で自律神経に直接はたらきかけることによって
五臓六腑と気血の流れを調整し、
体を内側から整えるのが当院の施術の特色になっています。


通う頻度について

整体はかならずしも、頻繁に通えばよくなるというものでもありません。
症状にもよりますが初回から2回目は一週間程度。
2回目以降は2週間程度あけていくのが一般的になっています。
一旦お体の状態がよくなっても、
冷えやストレスなどが自律神経を刺激しやすい状態の場合は、
ストレスに対する体力をつけるためにも、
1ヶ月に一回程度のメンテナンスをおすすめてしています。

冷え取りについて

 

慢性の関節症の大きな原因は、
冷えと心理的なストレスだと考えています。

漢方など中国の医学では、
体の不調の原因を六淫六邪といい、12あるといわれています。
その中でも、ほとんどの方の体に診られるのが風邪(ふうじゃ)と寒邪いわゆる冷えです。

これらが諸症状のベースになっていることが多いと感じています。
そのために、なるべく毎日しっかりと入浴をし、
服装、食べ物、飲み物も冷えないものを心がけるようにしていただけると
症状の回復もはやまり、施術回数も少なく終了することができます。

家でできること

 

筋肉が少ないのが痛みの原因”というようなアドバイスを真に受けてしまって、
痛いところをトレーニングして余計に悪化させたり、
痛いところを揉んだり押したり、ストレッチなどをして悪化させる方が多くおられます。

慢性の関節症については、
温めるということがもっともよいセルフケアになります。
痛みがあるときは、痛む動作を極力せずに、
あとは頭寒足熱の原理で下半身を主に体を温めてください。

・痛いところはストレッチしたり揉んだり叩いたりしてはいけない
・ストレッチ、筋トレは痛くなくなってから予防のために行う

整体の適応範囲

整体はどんな症状に効くのですか?
と聞かれることがよくあります。

当院の施術は、東洋医学でいう五臓六腑と経絡、
気血を調整する施術になります。

一番痛むのが腰でも、施術後、
肩こりや胃腸の具合までよくなることに気づく方がおられます。

施術は痛むところを調整するのではなく、
全身を調整します。
全体が良くなれば部分の痛みはとれる
と考えておりますので、外傷以外のほとんどの症状に有効だと考えています。