ぜったいにやってはいけないケア3選!

股関節の痛みを抱えている方と、日々向き合ってると、

「TVでこれをやるといいっていうのを見たのでつづけています」

「リハビリの人に教えてもらって・・

と何かをして、少しでも良くなろうと努力されている方が多くおられます。

しかし、詳しくお話をお聞きしてると、
余計に悪くなるような、不適切なケアが非常に多いのです。

 

人の症状は、人の数だけあり、原因も、対処方法も違います。
誰かがよくなったという方法が、あなたに当てはまる保証はありません。
むしろ、悪化をまねく可能性の方が高いと思います。

このページでは、
股関節が痛いときに、やってはいけないケアをお伝えし、
股関節症の二次的な悪化を少しでも防ぐことができればと思います。

やってはいけない股関節のケア その1、股関節のストレッチ

股関節痛の方は、股関節を柔らかくしないといけないと考えてる方が多いので、開脚をしてみたり、お尻を抱えるようなストレッチをしがちです。

しかし、自律神経には、痛い部分を保護するという防御反応がありますので痛い部分に近いところをストレッチすることで、
この防御反応のスイッチが入り、痛みが慢性化します。

ストレッチをすると、少し楽になったような錯覚に陥ります。
これは、虫刺されなどのときに、痒いところをかくと、かゆみが楽になって気持ち良いのと同様に、そのときは楽になりますが、時間が経てば余計に症状がひどくなります。

やってはいけない股関節のケア その2、脚の筋トレ

これも股関節のケアの代表的なものですが、
やると悪化する可能性が高いです。

慢性の股関節痛を抱えている方は、
十分に体重をかけることができないために、痛い方の脚が細くなって来ます。
「筋肉がなくなると悪化してしまう」
そう言われて、焦ってしまい。筋トレをして筋肉をつけようということになります。

しかし、痛みは筋力の低下が原因ではなく、
筋肉が硬くなることが原因のため筋トレでは改善しません。
痛い部分に負荷をかけることで、より固くなり、症状が悪化してしまいます。

やってはいけない股関節のケア その3、お尻のマッサージ

股関節の専門院でも、
よく、テニスボールやゴルフボールをつかった、
お尻の深部の筋肉のマッサージを指導することがあります。

この方法も、
痛い部分を刺激し、悪化の可能性が非常に高い方法といえます。

股関節痛の原因の大半は、股関節の周りの筋肉の凝りです。

テニスボールをつかうのは、その硬化部分を柔らかくするために、
考案されたのだと思いますが、筋肉の凝りは、内蔵からくるもので、筋肉に直接マッサージしてもいいのはその時だけで、傷ついた筋肉はより固くなっていきます。

よく、肩こりの人がマッサージにいくと、
しょっちゅう通わなくては我慢できなくなるのも、
マッサージによる、筋肉の硬化によるものです。

マッサージは筋肉を余計に硬くします

一般的な股関節のケアの落とし穴

大半の股関節の痛みの原因は、股関節周りの筋肉の凝りです。

では、なぜ股関節の周りの筋肉が凝るのでしょうか。

股関節痛を治すためには、
そこから考えていく必要があります。

本当のコリはやわらかい

まず、
硬化(コリ)はどのように発生するのでしょうか。

筋肉の不調は、硬い部分ではなく、実は、やわらかいのです。

やわらかいといっても、柔軟で力強い柔らかさではなく、
力が入らず、フニャフニャした状態がまず発生します。

体を支える役割の筋肉に、力の入らない部分が発生すると、
バランスをとるために、別の部分が硬くなります。

これが、一般的なコリ(筋肉の硬化)の発生です。

つまり、
硬くなってるところに原因はなく、
本来、別の(やわらかい)ところに原因があるということになります。

股関節の痛み

筋肉の硬化は必要だからおこる

どこかの筋肉の支える力が低下することで、
別の部分に硬いコリが発生して代わりに支えてくれる。

このように、
筋肉の硬化は、バランスをとるために発生しています。

その部分をストレッチやテニスボールで緩めようとすると、
体は、当然反発し、より硬化が進んでいきます。

硬化が進むことで、
筋肉の本来の機能である、関節のクッションの役割が低下し、
股関節を支えることができなくなり、痛みが強くなります。

これが、
股関節症の仕組みです。

そして、
この仕組みがわかり、適切なケアをすれば、よほど強い炎症がなければ、
痛みがない状態で歩けるようになる可能性が非常に高いです。

そのためには、
まず、このページに書いてある、
やってはいけないケアをしないことが一番大切です。

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