太り過ぎが股関節痛の原因?
先生、股関節が痛いので病院にいったら太り過ぎだってバカにされたようにいわれてしまったんです。
うーん。
昔から、股関節の痛みは、
太り過ぎのせいだといわれることが多いですね。
でも、当院に来られる人は、
太り気味の人も、痩せ気味の人も、中肉の人もおられて、
太っている人が特別多いという印象はないです。
ほとんどの人は、左右どちらかの股関節が痛いという方が多く、
体重が重すぎて痛いという考え方であれば片減りする理由が説明できないです。
でも、股関節の痛みと食生活は非常に密接した関係があります。
食生活と股関節の痛みの関係性
この画像をみてください。
これは、東洋医学でいう経絡を記したものです。
経絡とは、東洋医学の気・血・水がながれる全身をめぐる高速道路のようなものです
股関節が痛いとおっしゃる方の痛む場所は様々ですが、
一番多いパターンは、
太ももの真ん中から、外側にかけての付近の痛みを訴える方です。
この部分は、東洋医学では、
胃経と、胆経といわれる経絡が走行しています。
この部位が硬くなったり、
痛くなったりするということは、
胃と胆という消化器系の機能障害が
筋肉に影響していると考えてよいと思います。
つまり、
体重ではなく、食生活に偏りがある可能性が高いと考えられます。
そういうお話をクライアントさんにしていると、
そういえば、私甘いもの大好きだから菓子パンとかお菓子たべすぎかも。
主人が帰るのが遅くて一緒に食べるからそれもあるのかもしれないです
なるほど。
思い当たる生活週間があるんですね。
まとめ
股関節あたりが痛いとき、
多くの人は、痛い股関節に原因があると思いがちです。
しかし、
東洋医学の視点に立ってみると、股関節周囲の痛みは、
消化器系の昨日の問題が、経絡という筋肉のラインにあらわれたものだといえます。
大切なことは、
股関節そのものに目を向けるよりも、
食生活を含む、生活習慣全体の見直しをした方が良いことが多いです。